今日の投稿は2017年に向けて年を越しながら書き始めることとなりました。
僕にとって2016年は近年にない不安定な年で、さすがに大厄の中にいただけのことはあるのかなぁと思わずにはいられませんでした。
けれど、それもまたよい経験になるのだろうと思えます。
そんな中、2016年で最もうれしく安心したことは、写真を始めてから最も使い慣れたレンズたちがフルフレームの一眼レフカメラで再び使えるようになったことです。これらの機材を用いて撮影した写真は、しずおかオンラインの媒体にも掲載され始めています。
一口に写真機材と言っても得意分野とそうではないものがあり、撮影に応じた機材の選択肢を増やせたことは少なからず余裕を生むこととなるでしょう。
また、写真をつくる際に以前より向上できたことと言えば、光を創り出す際の手順が明確になってきたことです。
照明をあてることを考える時、慣れないうちは先ずどんな道具を使うかが最初にきてしまうものですが、そうではなく、自然にある光の中から最も被写体を際立たせる光はどんな光なのかを想像するようになりました。そして、その際立たせる光は被写体を取り巻く光があって初めて際立つのだということ。
光はすべて、ひとつの太陽から創られています。
そしてその自然の光が照明を用いた撮影の基礎となること、その考え方が知識としてではなく実感に近い形で実行できるようになってきたことは、(カメラマンとしては遅い方だと思いますが、)とても大きなことだと思っています。
もっとも、それを確実に実行するためには足りないものがまだまだ山ほどあることも改めて実感します。
本当にやってもやっても次の山が見えてくる。これが、写真の世界なのですね。それが楽しさの源なのでしょう。
その楽しさを仕事にも役立てたい。
2017年は僕がしずおかオンラインに入社して丸10年の年。
写真の本当の魅力や楽しさをもう一度伝える仕事をやってみたい。
なぜならば、それがなかったら日々の業務は成立しないと思えるからです。
本年もどうぞよろしくお願いします!