瀬戸川と白壁土蔵街(飛騨市古川町)
<前回の投稿のつづき>
では、身体にとって、楽な座り方とは、どんな座り方でしょうか?
それは、背骨の形が立っている時に近くなるような座り方なのだそうです。
具体的には、背骨を真横から見た時に緩やかなS字を描く座り方。
助手席に座っているようなリラックスできている状態で運転するイメージのようです。
確かに、緊張しっぱなしよりも、この方がより操作も正確になりそうで、ちょっとスポーツの話に出てきそうだなとも感じました。
受けた説明を整理すると僕の座り方は、尾てい骨を中心に椅子の一部だけに力がかかる座り方をしていたようです。
それ故、椅子の寿命を短くしてしまった可能性があるということ(涙)
もちろん、本人は、背中を背もたれにつけ、短時間の運転ではなにも不便を感じてはいませんでした。
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さて、運転席が交換されると、シートの高さ、ハンドルの位置、運転席周りの全ての配置が変わっていました。
そして、オートマチック車向けの運転講習をして貰います。以前と比べて、背もたれを倒し気味の運転姿勢に変わったことに伴って、ハンドル操作を改めて教わります。
また、新しい運転姿勢を習得すれば、視界も大きく広がり、それまでよりも旋回時に飛び出しにあった時の危険を回避できる可能性も増しそうです(これは、練習しかないのですが)。
新しい運転姿勢は、ゆったりで良いから、楽しく。そんなコンセプトでしょう。
そういう中から得られる集中力を基にした行動は、得られる結果も、より良いものとなりそうです。
ともかく、この短い講習で、僕の頭の中で凝り固まっていたものがガラガラと崩れて行きました(笑)
ですが、これらの疲れにくい運転姿勢や操作について身の回りの人を見てみると、少なからずいるわけです。
なので、出来ている人には、なんでもないことであることが、少々悔しくもありますね。
でも、それは、写真撮影のことと当てはめれば同じかも。
良いカメラは誰でも手に入れられるけど、そこから先は、その人次第、買えないのと一緒かな。
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交換後、一週間ほどして静岡から往復700km越えの撮影が発生しました。目的地は岐阜県。
高速道路に山道、市街地、一通りのルート。この取材が、ちょうどいいテスト環境となりました。
出来るだけ教えを守って(僕の場合は
ダラッと運転するイメージでと教えてもらいました)、ダラダラ走って、緑が綺麗で綺麗な川の水がよく見えて、わぁ、綺麗!とか言いながら進んで行きます。
走行中は身体のことなんか忘れていますが、クルマを降りるとちょっと背筋が伸びたような感じがします。
もちろん、疲れはあるのですが、これまでの筋肉の疲れではない、全体的な疲れ方。局部的な張りや痛みは全くない。
あ〜、高かったけど、良い買い物だったみたいとはじめて実感しました。
大量生産されている椅子は、どんな人が使っても、ある程度の性能と安全性が考慮されなくてはならない約束事がありますね。
椅子の座面の前方が盛り上がっているものが多いのは、それで、身体が前にズレるのを防止する役割があるためだそうです。でも、それが、疲れの原因となる可能性がある。
でも、今回の椅子は、それがない代わりに、きちんと座ることをユーザーに要求します。
正しく使って、初めて性能がきちんと出る、そういう類いの製品だと思われます。
ただ、この椅子もまた工場で作られている量産品でもあるのですね。
そして、製品について伝えるお店のアドバイスも、とても大きかったです。
ファッションのような華やかさはないけれど、良い道具になりそうな椅子。
これが必要な人は、限られているかもしれないけれど、きっといる。
この投稿は広告そのものですが投稿しました。伝わったら、それで、助かる人がいるかもしれません。
だって、それが、ネットに投稿する本質ではないでしょうか?
少なくとも僕は、片道600km越えのドライブでも、これで、ゆったり楽しく行けそうです♪