くふうしずおかカメラマン 森島吉直のブログ「旅と街の写真制作」

高画素カメラだからといって、美味しそうには写らない

高画素カメラだからといって、美味しそうには写らない
高画素カメラだからといって、美味しそうには写らない

よく耳にする話に「画素数が多い、つまり高解像度のカメラで撮影するとキレイな写真が撮れる」というものがあります。
本当にそうでしょうか?

デジタル写真は色のついた小さな四角の集まりでできています。ですから、その四角が写真の中にたくさんあればあるほど(高密度であるほど)、きめが細かくなって高精細な画像が得られる。これは本当のことです。

さて、上の写真は店内の光のみで撮ったもの。
下の写真は、照明を使って撮りました。
いずれも3600万画素のカメラで撮影しています。カメラ開発の画素競争はすごくて、今開発されているものは1億画素以上のものもあります。
それに比べれば少ないですが、身近なiPhone6Sのカメラは1200万画素ということを考えると多い方だと思います。

比較してみると、色や艶の質感が異なることに気づきますでしょうか?
また、下の写真は店内の光よりも明るい光で撮影しているので、奥までシャープに写すことができました。
もっとも、感じ方は人それぞれだから、どちらも同じように見える人もいるかもしれません。
なお、撮影現場は下の写真のような空間でした。

高画素カメラだからといって、美味しそうには写らない

撮影用の照明は、物の色を正確に表現するには最適です。
また、被写体が美味しそうに見えるように、照射方向をコントロールすることができます。
一方、部屋の明かりは人が行動するのに必要な明るさと(人の手で)雰囲気、情緒を造り出すことに適するようにつくられています。
そもそもの光の目的、役割が違うのですね。


今日この話題を投稿したのは、新入社員のO君に「高画素のカメラはよく撮れるんですよね?」と聞かれたからでした。
話が長くなりますが、そのときは、こんなたとえ話をしました。

文章をうまく書きたくて、新しいペンが欲しいと思ったとします。
そのペンはとてもキレイに書けるインクが使われているというのです。

でも、文章をうまく書くために必要なことは、うまく書きたいという気持ちと、どこを際立たせて書くのかということでしょう。
ここで言うインクは、高画素であること、新しいペンは、カメラということです。
また、良い文章を構成する良い字を書きたいという気持ちが大切なんですよね。

それでも、本当に新しいペンが必要なときもあります。
僕の3600万画素のカメラも同様です。

手にした以上は、良いものとは何か考える。
それ以外に、文章も写真も上達の近道はなさそうです。


撮影データ
写真上 PENTAX K-1 smc PENTAX-D FA MACRO 100mmF2.8 WR(店内の光で撮影)
写真下 PENTAX K-1 smc PENTAX-D FA MACRO 100mmF2.8 WR(照明を使って撮影)


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(株)しずおかオンラインのカメラマン。おでかけガイド誌やグルメサイト、フリーマガジンwomoを中心に住宅情報誌、セールスプロモーション向けの広告写真なども担当。
eしずおかでは大井川鐵道を愉しむブログ「ファインダーの向こうから」http://oigawashot.eshizuoka.jp
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