つい半月ほど前の取材の帰り道。
高速道路の路上でクルマのエンジンに燃料が届かなくなり、
停止してしまうという出来事がありました(18年間で二回目)。
一度遠出をすれば、100km,200kmはざらに走るので、こうしたトラブルはあっても全くおかしくない。
この時は、三車線のうちの真ん中を走行中、アクセルを踏んでもスピードが落ちるという状態になりました。
すぐに
ハザードランプを点灯させて、速やかにクルマを路肩へ寄せます。
絶対に後ろをみる。ここで、追突されてはたまりません。
停止できたら、安全確保のため
助手席のドアを使って、クルマの外へ。
三角表示板を自車の後方100mくらい離れたところへ設置して、発煙筒を着火。
間違いなくクルマが動かないことを確認し、携帯電話からJAF(または加入している保険会社)のロードサービスへ連絡
(携帯の充電が少なくなっていたら温存するために使わずに、高速道路の非常電話を使う)。
自分がどこにいるか、路肩にあるキロポストを電話の向こうの担当者へ読み上げます(キロポストは高速道路の起点からの距離を示すもので、路上に示されています)。
この日の現場到着は45分後ということを知らされて、カメラと撮影データの入ったカード、電話に財布を持って、道路の外へ
避難。
そう、
避難。本当です。写真の通り、トラックが自車のすぐ脇を時速90kmで吹っ飛んでいます。
クルマの中にそのままいて、もしも接触したら
死んじゃうかも。
このとき、22:50。
#今思えば、電話連絡など全ての行動をガードレールの外から行うべきでした。
ここで、用意しておくと便利なもの。それは、
夏でも冬物の上着。
今回は、運が良いことに積んでありました。
山用品ならコンパクトになるので、車に積みっぱなしでもかさばりません。
そして、雨具、ミネラルウォーターやカンパンのような保存食も載せておいても良いかもしれません(連休などは、サービス隊の出動回数も多いため現場到着に時間を要する事がある)。
あとは、星でも眺めながら、いつもとは違う風景を眺めて待つ。写真を撮る。
それと、これもまた勉強と思えば、運が悪いなどとは思わない。
この経験は、パンク程度なら自力で復帰できる自信に繋がります(爆)
#パンクに備えて、作業性の良い十字レンチと軍手は常に携帯
ちなみに、クルマの故障原因は燃料ポンプ。
JAFの隊員さんによると日常走行で異常を感じられるケースは稀で予防交換も難しい。
修理工場の人によると、今のクルマなら20万キロは持つはずですとのお話でした。
こうした深夜の場合、場合によってはロードサービスが、その日の宿や修理工場を紹介してくれることもあるそうです。
いずれにしても、長距離走行は、それなりの知識と覚悟が必要であることは、間違いなさそう。
と、いうわけで、これから、おでかけシーズンがはじまります。
ぜひ、トラブルが起きても、安全確保でお出かけください!
参考記事
「故障車輌表示義務違反」が招く、あまりにも大きなリスク。 ブリヂストン
まだ夜間は 寒いし
お気をつけてくださいな
Posted by ミホリン at 2013年04月03日 22:44