また、
同じことを書いてしまうかなと思いつつ、キャプション(説明文)について考えてみたいと思います。
「写真」「説明文」
この二つを組み合わせるときは、それぞれの役割を考えると良さそうです。
つまり、写真に写っている物の専門的な解説をする場合をのぞいて「写真」を見ればわかることは、もう一度書かなくても大丈夫でしょう。
それよりも写真を助ける、補足する、写真と説明文で作り出せる情報量を増やすことを考えてみます。
説明文をつける目的を考えると、こんな感じかなぁ。
1.写真に写っていないこの場の状況も伝え、この場所の情報量を増やす
2.写真を撮ったときに考えたことを伝える
3.写真を撮影した時期を伝え、この風景を実際に見たい人に見ごろを伝える
というわけで、考えてみました。
1.花の美術館。開園直後は人が少ないのでゆっくり散策できる
2.熊本地震の翌日。被災地の復興を願いながら撮影しました
3.2016年4月15日撮影。今が見ごろを迎えています
どの説明も事実なのですが、この中で、情報が行き止まり(つまり、誰かの役に立つ情報になってない)のが2です。
これは僕個人の感想なので、読んだ人は報告を受け取った気分になりそうですね。
ところで、僕は撮影の仕事をしていますので、この流れと逆の手順で撮影します。
つまり、どんな写真を撮れば編集者が伝えたい情報にあった写真が撮れるのかなぁということです。
「写真」と「説明文」、いずれから作るとしても、撮影する場所やアイテムの事をよく知ることが最初のステップになりそうです。