食卓
2010.3.19
PENTAX K-7 smc PENTAX DA35mm F2.8 macro Limited RAW(2点とも)
この2点の画像は、全く同じデータ(RAWデータ)から現像したものです。
かなり印象が違うと思います。
こういう処理は、銀塩写真のネガフィルムの現像処理→プリント処理で行われてきたものです。
銀塩の世界では、プリントマン(プリンター)と呼ばれる専門の職人がいらっしゃいます。
街の写真屋さんは、もっとも身近なプリントマンですね。
プリントマンは裏方の職業ですが、その中でもピエール=ガスマン氏のプリントは写真家からの信頼も厚く、ブレッソンやマン=レイのファインプリントを担当していました。
前置きが長くなりましたが、前回の印刷結果を予測する(DPP編)に続いて、今度はAdobePhotoshop編です。
スクリーンショットは、CS4のものですが、最新版で割愛された機能はありません。
また、しずおかオンラインでは、CS2,CS3の両方を使用していますが、使い方もほぼ同様です。
#PhotoshopElementsのユーザーも多いかと思いますが、筆者は使ったことがないので、割愛させていただきます。
【PhotoshopCS4の設定方法】
1.編集メニューのカラー設定を選ぶ(メニュー画像が長いので一部省略してあります)
2.カラー設定パネルが表示される
上記パネルが出たら、設定タブから、雑誌、フリーペーパーなどの輪転機用の場合は「日本-雑誌基準広告カラー」を選択。
Photohospには、いくつかの項目がプリセットされており、この中から適当な設定を選べばOK。
3.今度は、ビューメニューの校正設定から色の校正を選択(スクリーンショットは、CS3のもの、校正設定のカスタムを表示させたものです)
このパネルの操作で、モニター画面を印刷結果に近い状態へシュミレートすることができます。
インクジェットプリンタで出力する場合でも、シュミレートするデバイスを目的の用紙にあったプロファイルを選択することで、実際の印刷結果を予測することができます。
また、Photoshopでは、印刷機やインクジェットプリンタだけでなく、HD-TVなどのRGBデバイスにも細かく対応しています。
さらに、CS4では、色弱の方に正しく色を見てもらう校正機能まで用意されました。
それと、マッチング方法ですが、こちらも、被写体に応じて試してみるのが良さそうです。
これで、ひとまず、モニターの設定が出来ました。
次回から、RAWデータの現像方法について、投稿する予定です。