無題 2010.4.23 PENTAX K-7 smc PENTAX DA21mm F3.2 AL Limited RAW
#写真は、本文とは関係ありませんが、清水町柿田公園近くのカフェの看板猫です。
いーや。いやいや。いや〜。
数年前だったら、爆発していたひと言(笑)
タイトルは、今日の富士宮焼きそばの撮影現場で、お店の女将さんのひとこと。
「写真なんて撮らなくて、いいからさ。早く食べてみて頂戴!美味しいからさ!」
意訳すると、こんなところでしょうか。
そう。確かに、お店の味を味わうだけなら、写真なんて、不要です。
お店と仲良くなって、楽しい時間を過ごすだけなら、からだとことばで充分なんです。
なんですけど、この店を知らない人に伝えようと思ったら、やっぱり、撮って帰るべき。
そうなると、撮らない訳には、参りません。
このときに、難しいのは、商売っけのないお店の場合。
得てして、そういうお店は、自然体で魅力たっぷりだったりします。
だから、人が集まるんでしょうねぇ。
お店にとって、特に、どこかに紹介されたりすることを望んでいなかったりするんです。
でも、不思議だなぁと思ったこと。
別のお店で、そこの主人と話していたら、
かたくなに
「取材は、いいわよ〜。もう歳だし。」
といっていた駄菓子屋のおばあさん。
誌面で紹介されて、たくさん人が来て、お客さんとおしゃべりを楽しむようになったら、
生き生きしはじめて、持病がなおっちゃったとか。
「やっぱりね。人なんですよ。」
と笑いながらご主人が言いました。
こういう話を聞くと、きっと苦労して、おばあちゃんを口説いた現場スタッフは甲斐があったなぁと思うのではないでしょうか。
そういう、取材、やりたいな!
そういえば、自然体で思い出しました。
くうねるあそぶ。(日産セフィーロ 糸井重里 1988)