氷濤祭り-北海道・千歳/支笏湖 2003.1.26 FUJI Finepix S2Pro SIGMA 15-30mm F3.5-4.5 RAW
実は、この一週間同じラーメン店に三回もいきました。
これは、人生初!!
そのお店は、きっと長くやっているのだろうと思われる、決して格好良い店構えでもなく、
よくある、赤いのれんがバーンと印象的なラーメン屋。
おまけに、その味は、いわゆるこだわりの食材を使ったものでもなく、単なるラーメン。
原稿を書けと言われたら、きっと担当するライターさんは、苦労するんじゃないかなというお店です。
しかも、食べた瞬間にインパクトがある訳でもなく、すっと入るのみ。
だから、きっと、いわゆるラーメン競合エリアにこのお店があったら、その存在が認知されるまで、
時間がかかるのかもしれません。
けれども、食べているうちに、飽きてきたり、水が飲みたくなったりすることもなく、
食後も、何か残っているようなこともない。
それでいて、しっかり、旨かった!また食べてもいいと思えてしまう。
だから、この三回で、醤油、味噌、塩に餃子も食べてしまった。
ラーメンは東北地方では、その昔、うどんに代わる晴れの食事であったという言い伝えがあるそうですが、このラーメンは、この地に住む人にとって、本当に日常的なラーメンであると言えそうです。
もちろん、ラーメンの味付けにはお国柄があるようで、寒い北海道は濃い口のものが多く、暑い沖縄のラーメンは甘口のものが多いようです。その土地の日常的なラーメンも、森島から見れば、濃い、甘いで形容されるところも面白いことかもしれません。
いずれにしても、その土地の日常的なラーメンは、ニュース性や流行と無縁なことが多そうで、
それだからこそ、長く続いているし、いつまでも、その味が続いて行くのでしょう。
そして、店主や常連さんは、もし、これを読んだら、きっとこういうはずです。
「何言ってんの?当たり前のことを、当たり前にやっているだけだよ。」
とね。
ここまで来ると、こだわっているのは、客(森島)の方。
もう、完敗。
そして、この偉大なラーメン店に乾杯であります!!
ところで、ここから、PR。
しずおかオンラインからも、
「静岡 最強ラーメン」という本が発売されています。
今日書いたラーメン屋さんが、載っているかどうかは未確認ですが、166件も載っているので、きっとドンピシャな一店が見つかるはず。
自分の舌を信じて食べ歩いてみることは、寒い一日の彩りとなりそうです。
矢野顕子 ラーメン食べたい