大井川の正月列車
今年も相変わらず、お固い感じでありますが(笑)
昨年末の話になりますが、グループ会社の営業マンNさんに伺った話。
Nさんは、現在40代の前半。
営業畑で過ごしてきて、この仕事を始めた頃は新聞などに掲載する枠売りの広告を販売していたのだそうです。
90年代後半から、インターネットが普及し始めてきますが、当時はISDN回線で速度も遅く、企業内でインターネットに接続できるコンピュータは少数の時代、まだ、ホームページを持っている企業も少なかった当時、Nさんは、そこで企業のホームページを作る仕事に携わります。
2000年代に入ると、ADSLや光といった高速回線が普及して、その企業のホームページを使って、今度はその企業が取り扱う商品やサービスを売るサイト(通販サイト)の構築を手がけていきました。
そして、2010年代。
あっという間に普及してきた、Facebook、Twitterといった
SNSを利用したサービスに魅力を感じ、なにか面白いことは出来ないだろうかといろいろと巡らせているそうです。
同業の方たちであれば、これは、よく知られている時代背景ではあります。
90年代から2010年代。おおよそ20年間の間に、新しい技術やサービスが現れて、それは、付加価値を産み生活の中に広がっていきました。
顧みて、自分の仕事はどうだろう。
確かに、フィルムを使った銀塩写真からデジタル写真への移行はありましたが、
【撮る】という行為にどんな変化があったのだろうか考えてみると、流行の影響はあった訳ですが、それは、“明るい”か“暗い”か、“キリッ”とか“ほわん”とか、ピントがシャープなのかホンワカなのかという、ほとんどは過去からやってきた撮影方法のリファインであり、Nさんに伺ったようなハッキリとした新しい出現に呼応したものがあったのかと考えると、実は、そこまでのものではないように感じるのです。
けれども、被写体が世の中に影響することは、大きくあったはず。
それは、今までにないものを撮影して、影響を与えることもあれば、過去から未来へ存在していくものを撮影することで、なにか影響を与えたことがあったのかもしれません。
さて、2012年。
今年は、変革の年。
これまでの仕事を総動員させて、人を知り、人が求める、時に、人に刺激を与える映像表現をしてみたい。
なにか、新しい時代に関わってみたい。
そんな一年にしたいと考えています。
今年一年、ご指導ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。