アッパーマウント@108,390km
今日は仕事を早く切り上げて、テスト撮影。
日頃は、明るく影も柔らかく写す撮影が多いのですが、たまには、真逆の写真を撮ってみることに。
つまり、黒っぽいものをより際立たせる陰の中で、黒々しく!
こうした写真のことをローキー表現の写真と言われています。
#反対に明るいのは、ハイキー表現といわれています。全体にふわっと明るく影も薄い写真のことです。
ローキー表現が選ばれやすそうな被写体は、食に関係するものなら根菜とか珈琲豆、懐石料理など。
陶器や漆塗りなどの器、旅関係なら旅籠とか、宿場町。
特に旧家の和室の採光は身近なローキー表現かもしれません。
意外と日本的なものの方が、イメージしやすく数も多そうな気がします。
ところで、今回選んだのはクルマの部品のアッパーマウントとスタビライザーリンク。
↑やっぱり趣味だというツッコミは甘んじて受けとめます(笑)
どちらも、クルマの走行中の揺れや傾きを抑えるために必要な部品です。
半年ほど前に交換したものを撮影しようと保管しておいたのですが、やっと機会に恵まれました。
ライトはふたつ。
被写体のどこにどんな光をあてたいかというところを決めたら、
それぞれのライトに役割を持たせて構成してみます。
光にもいろいろと種類がありまして、それは、太陽がつくりだす自然の光からヒントを得ているわけですが、それを人工的に作るためには自然の光をよく知らなければならないはずで、そこが大変難しくハマると面白いところです。
この写真はそういう意味で、もうひと息なのですが、今日はここまでにいたしました。
この撮影、実は明日の撮影のためのもの。
被写体もロケーションも全く異なりますが、光のバランスを見直すには良かったかもしれません。
それにしても、スタジオ撮影は奥が深いものですね。