新しいクルマの椅子に座って出かけた白川郷-数年前に訪れた時は、白い世界だった-
撮影の仕事と切っても切れないのが、クルマを使った移動です。ほとんどは、自分自身で運転して目的地まで到達します。
僕の愛車はプライベートでの移動も含めて、5年と半年で14万5000キロを超えました。
もっとも、トラックの世界では、9年間で200万キロ運用したという話(※)もあるそうで、この距離が多めなのかどうかはわかりません。
※ドライバー3交代での走行距離、運転手は変わってもクルマは動き続けるのだそうです。
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さて、14万キロを超えて気になって来ていたのが、運転席の椅子です。
今まで、なんて事のなかった200キロ越えの移動が辛くなってきました。
腰が痛いというところまではいきませんが、運転後の背中から腰にかけて張っている感じは以前よりも酷い感じ。
シートのクッションが経たったようで、あまり使用しない助手席と比較するとお尻に接する部分が、随分と柔らかくなっています。
でも、おかしいな。
こんなに簡単に運転席は駄目になるものなのだろうか?
しかし、クッションが柔らかくなった椅子になってしまったことは、事実。
移動で疲れきってしまっては撮影に触ります。
これは、修理よりも交換の方がより良いのではないか???
長距離移動用の椅子。。。
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ところで、自動車用の椅子は
RECAROや
BRIDEといったメーカーが有名ですが、自分のクルマにあうのかどうかは、全くわかりません。
そこで、
八王子市のとあるお店を見つけて訪ねることにしました。
このお店が取り扱う自動車用の椅子には、もちろんRECAROも含まれていますが、気になる製品はあってもブランドよりも使用状況から選んでもらうことにします。
見たことも無いこのお店を選んだ理由は、気になっていたメーカーの代理店であること、椅子の使い方と取り付け方に対するノウハウが多そうだったから。
体格は人それぞれだから、きっとフィッテングも人それぞれ、こうなると口コミはあてにならない・・・だろう。
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そんなわけで、事前に、身長と体重、それから、クルマの使用状況を伝えて、最適な椅子を選んでもらいます。
それで、出て来たメーカーは広島にある
デルタツーリングという会社のMu-lenという椅子でした。
第一候補のメーカーでしたが、いくつかある製品群のうち選ばれたのは、なんだか、落ち着いた形です。
この会社の親会社は、僕の愛車の純正シートを製作している会社であり、2000年代のはじめ頃、モーターショーでその存在は知っていて、ほとんど学術レポートのようなパンフレットも自宅の棚の奥にありました。
従来の素材で作られているクッションではなく、立体編み物で構成されているクッションを使用しているとか。なんだか、とても日本的です(笑)
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お店を訪ねると人体模型を使って疲れにくい座り方を教えてもらえます。
もっとも、この話が聞けるのは、来店時のクルマの椅子の状態から座り方に問題がある人の場合(がーん!)。
案の定、僕の座り方は疲れる座り方だったようで、身体にも椅子にも負担をかける座り方をしていたと言えそうです。
やっぱりなぁ、と思いながらお話を伺うことにしました。
<つづく>