新七合目付近 宝永火口の姿は力強い
6合目から7合目。
今回の登山で、気にかけていたことは、いかにペースを守るか?ということです.
一人で登っていても富士山は観光地.後ろから速いペースの登山者に追いつかれてしまったり、前から、下山者がやってきたりとひっきりなしです。
ところで、身体に負担の少ない登り方は、息がハァハァならないペースで登ること。
これなら、小休止は少なくてすみ、動きだしからの航続距離(笑)を延ばすことが出来ます。
高速道路を車を走らせて遠くへいくことと同じ考え方で、休憩は少なく、ゆっくりでも歩き続ける。
それが、もっとも早く目的地に到達できる方法なんじゃないかと考えました。
福岡から来たという若者部隊。若い故、さすがに、はえぇ!!
と、いうわけで、追いつかれたら先に行ってもらう。自分にとって負荷のかからない段差の岩をステップするために、どんどん道を譲っていきます。
とにかく、自分にとって負荷のかからない方法をキープです。
また、酸素をたくさん体内に入れるために、時折、深く息を吐き出して大きく吸い込む。おまじないのようですが、効果はあったように思います。
元祖七合目 山口山荘の手前にある標高3000mのプレート。ここからが、本番!という気分になる
標高も3000m近くなると、足下の溶岩の赤さが目立ちます。
この付近は、段差も多くステップ選びが楽しくなってくるあたり。
そして、周囲を見渡しながら、よさげなアングルを探していきます。
元祖七合目 山口山荘付近より眼下を望む。オンタデのイエロー。空のブルー。雲海に近づいてきた!
五合目を出発して、わずか600mほど登っただけですが、眼下を眺めると五合目は雲の中。
ここで、30分ほど身体を標高にならして、再スタートをきりました。