富士宮ルート九号目付近より眼下を望む。登山者の隊列が厳粛なもののように感じた
七合目から八合目。
この区間は、今になって思い返すと登りよりも下山の時の方が、厳しかったように感じます。
理由は、一歩の段差が大きいところが多く、機材を背負っていることもあり、膝の負担が大きかったからだと思われます。
ほぼ、無心で登山道を撮影して、八合目に到着。
最初に目につくのが、「これより奥宮境内地」と書かれた看板でした。
奥宮。つまり、富士山本宮浅間大社の境内であるということ。
すでに今期の開館時期を過ぎた池田館の裏手にまわると、強い鳥居の姿がありました。
この時の服装は、五合目を出発した時に長袖シャツを羽織っただけ。
16時ごろ、気温15度前後でしたが、からだが温まっているため、寒さは感じません。
また、この時点で持ち歩いていた500ccのペットボトル2本のうち、消費したのは200cc程度。
意外に少ないと思いましたが、前日に、水分を多めに摂ることを意識したため、そのことが影響したようです。
(たまたま読んだ本に、夏場はエアコンなどで軽い脱水症状が起きていることもあり、激しい運動の前日には水分を多めにとるとよいとの記述がありました)
さらに、歩みを進めると五円玉が無数に刺さっている二本の柱(これは、鳥居のあと????)が現れます。
風は、いつ来ても強く、身が引き締まります。
ここからは、山頂付近にある鳥居もハッキリと見えて、前進あるのみと言ったところ。
意外に疲れていないことを不思議に思いながら、慎重に進んで行きました。
いよいよ、この日の目的地、9合目、万年雪山荘は目前となったのです。