しずおかオンラインカメラマン 森島吉直のブログ「旅と街の写真制作」

こり性の工芸家

こり性の工芸家

写真にアプローチするには2つの方向がある。
1つは客観的な観察者として、人間の生活をカメラを通してながめ(中略)、主として刊行物に発表する報道的な写真を撮るフォトジャーナリストの方向である。

これに対し、スタジオ写真家はまったくちがった道を歩んでいゆく。建築家が家を設計する時のように、彼らは注意深く写真の計画を練る。
シャッターを切る前に数日間もかけて構図を決め、ライティング(※)を調整する事が多い。いわばこり性の工芸家なのだ。

傍観者として出来事を伝えるのではなく、自分自身のステージを作り出し、ステージ上のすべてをコントロールするのである。


スタジオ ©1972 TIME 日本語版 タイム/ライフブックス
※ここでの“ライティング”とは照明の操作のこと。他に、文章を書くことも、“ライティング”といいます。


数年前に浅間神社の近くの古本屋さんで見つけた書籍を読み返していたら、こんな一文がありました。
スタジオ写真についての記述ですが、企画とは何かを説明する事と同じ事が書いてあるように思います。

何を、どのように伝えるか。
すべての作業は、そこから始まるのだと思います。

その一連の作業を楽しめるようになれたら、

本当に、
その仕事が、
自分のものになるような、
気が、するのです。



☆海を見ていた午後  -荒井由美-


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Y.MORISHIMA
(株)しずおかオンラインのカメラマン。おでかけガイド誌やグルメサイト、フリーマガジンwomoを中心に住宅情報誌、セールスプロモーション向けの広告写真なども担当。
eしずおかでは大井川鐵道を愉しむブログ「ファインダーの向こうから」http://oigawashot.eshizuoka.jp
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