もう一年近く前になるのですが、
最新機種ではないカメラをブログやSNSで活用する方法はないものかと考えたことがありました。そのことを思い出して
2001年に発売されたコンパクトカメラで撮影してみたのが上の写真です。
自分でもびっくりしました。まさか、これほど写るとは。。。(現役当時は屋外の風景や人物しか撮影していなかったのです)
使ったカメラと撮影に必要になったスペックを下記にまとめてみますと。。。
CASIO QV-4000
2001年発売。400万画素・大型ストロボ接続用端子(シンクロターミナル)・感度はISO100固定・マニュアルモードあり・絞りはf2.0~8.0までの5段階。
ちなみにどこかで売られていないか探してみたのですが、このカメラは市場からほぼ消えておりヤフオクで¥1,000で売られているものを発見しただけでした。。。(しかもその個体は異音がするらしい)
この写真は一眼レフで撮影しています。上の写真とこの写真をPCやスマートフォンのモニタで観察してカメラの違いによる画質の違いがわかったら、その人は素晴らしいの目の持ち主かと思います
さて、これら写真でわかることですが、こんなことが言えそうです。
写真撮影に適した光の中で撮影すれば、古いカメラでも写る!
つまり、撮影する環境を整えることが、料理(商品)撮影においては大切なのですね。
#もちろん、この写真にはいわゆる雰囲気が写っていないため、購買意欲や食べたい欲求を誘う目的を満たすことはできないかもしれません。
ところで、この写真を撮ったときの様子ですが、こんな感じでした。
ライトを三つ用意して、それぞれの明るさと光の質をかえて三方向からあてています。
業務用途で使われることの多い大型ストロボ(写真に写っている照明機材)は一般的ではありませんが、何らかの方法で大型ストロボの代用ができる照明、あるいは、自然光でもこの撮影と似たような条件で照らされている場所を探すと同じように写るということは言えそうです。
ところで、冒頭の写真の撮影に使ったカメラの開発者はこうした用途で使われることも想定していたのでしょう。2001年頃と言えば、Canonやニコンののデジタル一眼レフカメラは本体だけで100万円くらいはしていたわけですが、このカメラの発売時価格は7万円弱。用途は限定されますが、相当お買い得だったと言えそうです。
と、いうわけで、料理や商品を撮影しようと思ったら、
カメラに投資するよりも光に投資した方がうまくいきそう。
7月に社内で料理撮影のセミナーをやるのでそのときのネタにしようかと思っています。