休日。
数年ぶりに、学生時代を過ごした街へ。
「写真を学ぶために来たんだから、写真以外はカンケーないね。」
今思えば、酷い偏り様(笑)
もっとも幸か不幸か、いまでもカメラを手にしていられるのは、その時の筋は通しているからかもしれません。
まぁ、大して今でも変わりませんが(汗)
ケド、それは最低条件で相手が見えなかったら良い写真も良い仕事もできないのよね。
つまり、成り立たないのだろうと。
いつも書いていますが、一番の理由は、そのことを自分に言い聞かせたいからです。
静岡市にひとりで来なかったら、気づけなかった。
ちょっと、自分の年齢を考えると、遅すぎるくらいだと思いますが。
オーレグラッセ
その街にある喫茶店「カフェ ド トレボン」の大好きな一品。
初めて飲んだとき、もやっとしていたものがスーっと抜けて行くような、さわやかな印象がありました。
今でも、変わらない。
変わらないことを守って行く。
マスターもずっと、お変わりなくて、お店は改装されていましたが、レイアウトは15年前と同じ。
このマスターとは、ほとんど話をしたことがなかったのですが、それが、良かったのかもと思ったり。
ところで、先日、飲食店の撮影で、とあるお店の主人とこんな話をしました。
「写真は良いよね。奇麗に撮って、それをずっと残すことが出来るじゃない?」
「料理はすごいですよ。味覚だけで、その時過ごしていたときのことを、いっぺんに思い出させる力を持っていますから。」
だれでも、持っている味覚と記憶。
毎日を大切にして行きたいものです。